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そば粉・信州そば粉の製造販売 創業120年 蔵の粉屋 大西製粉 公式サイト

そば湯

そば湯とは

そば湯は、蕎麦を茹でた後の茹で湯のこと。
そば湯は、乳白色でとろみがあり、ほのかにそばの香りがします。そば屋さんでざるそばを食べ終わる頃合いに、湯桶に入れて提供されます。 蕎麦を食べ終わった後、そばつゆが入ったそば猪口にそば湯を注いでいただきます。

そば湯との出会い

そば食文化が発展した信州(長野県)では、そば屋さんで食後にそば湯が提供されます。
5代目社長と結婚した三重県出身の私は、そば湯のことを知らず、初めて見たとき戸惑いましたが、冷たくキリッとした蕎麦を食べた後、温かいそば湯をゆっくり飲むとホッとして幸せな気持ちになりました。
今ではそば湯が飲みたくて、温かい蕎麦よりも冷たい蕎麦を注文するほど、そば湯が好きです。
幸せの余韻に浸り、私にとって至福のひとときです。

こで私は、そば湯の歴史やそば湯の楽しみ方を考えてみました。

そば湯の歴史

なぜそば湯を飲むようになったのか?

そば湯を飲む風習は、江戸時代の信州(長野県)から生まれたと言われています。
江戸時代に出版され、食文化について記した『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)』に、そば湯についての記述があります。

「蕎麦を煮た後の湯を蕎麦湯と呼んで、蕎麦を食べた後、この湯を飲まないと、必ず中傷(病にかかる意味)される。また蕎麦を食べ過ぎて腹が張ったとしても、この湯を飲むと害がないという。しかしこれをまだ試したことはない。」

製粉技術が発達していない昔は、蕎麦の黒殻を含んだ黒めの田舎風の蕎麦を食していました。
そのため消化に時間がかかるので、温かいそば湯を飲む事で消化を助けてお腹の調子を整えていたようです。
また、蕎麦を食べ過ぎて腹が張ったとの記述もあるように、蕎麦好きはいつの時代にもいるのですね。

さらに、江戸時代のそば文化の専門書「蕎麦全書(日新舎友蕎子)」においても、信州を旅した時に、蕎麦を食べた後すぐにそば湯を出されたという記述があります。

「・・・そばの後すぐにそば湯がでた。このような風習は江戸にはない。
しかし自分は、そばの直後にそば湯を飲むと、腹の消化が良いように感じたので、江戸に帰ってからも信濃風といって人々にすすめた。」

信州ではそば湯は消化によいとされていたようです。 
江戸時代の蕎麦の第一人者である友蕎子はそば湯を知らなかったので、そば湯を飲む習慣は信州で始まり、江戸に広まったようです。
消化の悪い蕎麦を食べた後に、温かいそば湯を飲んで消化を良くするという考えは、蕎麦切りの発祥の地と言われる長野県の知恵ではないかと考えられます。

1.そば湯について → 2.美味しいそば湯とは

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