こんにちは蔵の粉屋大西製粉の大西響です。
2020年も始まって、早くも15日!
年を取ると、時間が過ぎるのが早いと、大人たちから聞いていましたが、
年41になると、本当に時間が過ぎるのが早いと実感します。
すべての人に時間は平等にあたえられている。
見るものすべてが刺激的で感動的だった小学生の1年の長かった事を考えると、
集中しているときは一瞬で過ぎていくけれども、
その一瞬が多ければ多いほど、
1年という歳月で見た時に時間の流れは長く感じるということなんだと思います。
一瞬一瞬を大事に、ワクワクドキドキしながら、一年を過ごしていきたいです。
2019年冬から、
蕎麦湯について、研究をはじめました。
冷たいざるそばを食べた後に飲む、温かいそば湯の、
あの至福のとき、
心も体も満たされる瞬間ですね。
今年は、蕎麦湯の年になりますので、お付き合いください。
小林一茶の俳句で蕎麦湯を扱うもの
「そりや寝鐘そりやそば湯ぞよそば湯ぞよ」
寝る時刻の鐘が聞こえてきたぞ、蕎麦湯飲んで温かくして寝なさい。蕎麦湯だよ。
子供たちに言っている親の声が聞こえてきそうです。
大晦日なのかもしれません。
もしかしたら、日常的に、白湯では味気ないので、
そば粉を溶かした蕎麦湯を、就寝前に飲んでいた可能性があります。
信州出身の一茶が子供時代に囲炉裏端でお母さんから言われたのを思い出した句のような気がします。
「赤椀に龍も出そうなそば湯かな」
生そばを鍋で10食以上茹でたことある方なら、
イメージできると思いますが、
どろどろとしたそば湯が、
今にも龍が降りてきそうな、天の雲(荒れ模様)のように見えます。
龍が出てきそうなそば湯ほどおいしいんですよね。
本年は、
過去の文献などから、蕎麦湯という切り口で紹介をしていきます。