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そば粉・信州そば粉の製造販売 創業120年 蔵の粉屋 大西製粉 公式サイト

新そば粉の産地について 2015年

大西製粉の信州そば栽培への取り組み

当社は長野県小諸市を中心に約50名のそば生産者様と40ヘクタールの蕎麦栽培契約をかわし
信州そばの確保、蕎麦栽培振興に取り組んでおります。

2015年秋 信州そばの収穫状況

減収の見通し

当社があります長野県小諸市および周辺において、2015年秋の新そばの収穫作業を進めております。
大変残念ですが、ほとんどの畑で通常の半分以下という減収の見通しです。

8月初旬に蕎麦の播種を行い、9月初旬には花が咲きました。10月まで台風や洪水など大きな被害もなく、順調に成育しているように見えました。10月初旬から、標高の高い畑から収穫してみると、ほとんど中身の入っていない実ばかりで重量がありませんでした。

コンバインと呼ばれる収獲用機械で蕎麦畑を収穫していきますが、収穫しても収穫しても袋の中に貯まっていきません。
その後、かろうじて貯まった玄蕎麦を粒の重さごと選別する唐箕(とうみ)にかけると、ほとんどの蕎麦の実が規定の重量に達しておらず、製品となるのはわずかとなってしまいました。
1つの畑で例年であれば90kgほど収穫できますが、20kg、30kgしか収穫できていません。

そば不作の原因

原因の一つとして気候条件が考えられます。
9月の開花の後に雨が続いてしまったため、昆虫や虫などによる受粉がうまく進まなかったものと思われます。
また受粉後も天候が優れなかったせいか、蕎麦の実が熟すことができなかったと思われます。

2015年度の製品産地について

このような新蕎麦の状況のなか、当社におきまして契約生産者様から良質な玄そばの確保を続けていきますが、
年間を通じた長野県産100%の提供は厳しい状況
にあります。
長年、長野県産そば粉をご愛顧いただいたお客様に、このようなことを申し上げるのは大変心苦しく思いますが、
当面は北海道産玄そばを使い長野県産50%北海道産50%のブレンドでそば粉の提供をさせて頂きたいと思います。

北海道産の産地の紹介

今回ブレンドさせていただく北海道産の玄そばの紹介をさせてください。
北海道は士別市にあります北ひびき農協の「キタワセソバ」になります。
数年前から取引をさせていただいき品質の良さを実感しております。色も良く、粒も大きく、粘りもある玄そばです。
等級検査では最高級の1等のそばになります。

キタワセソバ
キタワセソバ

長野県産そば「信濃1号」と北海道産そば「キタワセソバ」の違い

長野県産信濃1号の特徴は風味香りの良さと甘みにあります。
一方、北海道産キタワセソバはすっきりとした味と色の良さにあります。
2つの産地の玄そばを合わせることで、色、香り、粘りのバランスの良いそば粉を提供してまいります。

長野県産そば

長野県産そば粉への思い

当社は長野県に本社を置く企業として、
長野県産そばを100%使用し、製品を製造していく思いは変わりません。
今後も地元のそば生産者様と供に、信州そばの栽培を振興し、良品を提供していきます。

長野県産は不作とは申しましたが、
私どもがすべて品質をチェックし直接生産者様の顔を見ながら
仕入れた一定の品質以上の玄そばのみを使用していきます。
今回長野県産不作のため、今までと同じではありませんが、
今できる限りの商品を提供してまいります。
是非一度ご賞味ください。

大西製粉

2015年10月24日 
(有)大西製粉 代表 大西響

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