信州小諸風穴プロジェクト

 

信州小諸の氷地区には、昔から天然の冷気を利用した小諸風穴(こもろふうけつ)というものがあります。

石垣の間から湧き出る冷気で、1年を通じて、湿度が高く温度は2℃に保たれており、「天然の冷蔵庫」と呼ばれています。

江戸時代には、氷地区で作られた氷を貯蔵して、暑中、小諸藩主へ献上したという記録があります。

明治時代には、信州小諸は養蚕業が盛んで、生糸の名産地として海外にまで取引がありました。この小諸風穴では生糸を作る蚕(かいこ)を生育するのに利用されていました。

時代が移り、その役目を終え、当時7つあった小諸風穴は、現在は1つ残すのみ、

地元の方が農産物などの貯蔵で使うくらいになってしまいました。

今、小諸市ではこの素晴らしい天然の文化遺産、「小諸風穴」を利用した小諸風穴プロジェクトが着々と進んでいます。

現存する風穴の入口にかかる看板、「風穴創設 明治7年参月」 の文字

 

小諸風穴×熟成そば 蔵の粉屋の取り組み

 

当社は、厳冬の雪の舞うなか、この小諸風穴に小諸で採れた蕎麦を貯蔵してきました。

蕎麦の業界は、30年ほど前から始まった「手打ち」の流れ、からどんどん進化し、

製粉方法(石臼挽き)や脱皮方法(丸抜き)、産地や品種(在来種)など、こだわりが深くなってきています。

そして 現在の蕎麦業界の最先端は「蕎麦の長期熟成」!

低温で安定した条件で保存することで、蕎麦の風味や色の変化を楽しむ蕎麦が増えてきています。

 

蔵の粉屋ではこの「長期熟成そば」の流れと小諸の文化遺産「小諸風穴」を使った取組をはじめます。

寒暖の差があり、おいしいとされる小諸の蕎麦を、

小諸風穴で貯蔵すると、どんな蕎麦に変幻するのでしょうか?

今から楽しみです。

 

時間を旅する蕎麦「小諸風穴そば」

 

過去の文化遺産で貯蔵された蕎麦、1年後、2年後の未来はどんな風味になっているのでしょうか?

小諸に訪れた旅人は、小諸で「小諸風穴そば」を食して、過去と未来に想いを寄せ、そして現在の時間を楽しむ、

そんな蕎麦になったら面白いですね。

 

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