こんにちは大西製粉の大西響です。

農林水産省から2016年度の蕎麦の作付や収穫量などのデータを入手しましたのでお伝えします。

1、作付面積
全国の作付面積は6万600ヘクタールで前年度に比べて、2400ヘクタール(4%)増加した。
これは田及び畑において、他作物からの転換等があったためである。

主なところでは
1位 北海道が全体の35.4%で21500ヘクタール
2位 山形県が全体の8.4%で5100ヘクタール
3位 長野県が全体の6.8%で4130ヘクタール
4位 福島県が全体の6.3%で3860ヘクタール
5位 福井県が全体の6.3%で3760ヘクタール
6位 秋田県が全体の5.8%で3550ヘクタール

国内産そばの需要が伸びていますので、
順調に作付面積が大きくなっている傾向があります。

2、10a当たりの収量
全国の10アール当たり収量は47㎏で、前年産に比べ22%下回った。
これは、そばの生育期間において、多雨による発芽不良等のほか、台風による倒伏被害による生育が抑制されたためである。
なお10アール当たりの平均収量対比は82%となった。

主なところでは
北海道 57㎏
他も 40㎏~50㎏ で 通常 70㎏~90㎏ に比べて、かなり 収量が悪いのがわかります。
特に水田で栽培している比率の多い県が収量が悪い。
蕎麦は水に弱いという事が、よくわかります。

最近蕎麦の栽培に力を入れている群馬県が85㎏という数字がすごいです。
きちんと土壌改良をしたりして、そば作りをしている印象がありますね。

3、収穫量
全国の収穫量は2万8500トンで、前年産に比べて6300トン(18%)減少した。

主なところでは
1位 北海道が全体の43%で12300トン
2位 茨城が全体の7%で1970トン
3位 山形が全体の6%で1840トン
4位 長野が全体の6%で1780トン
5位 福井が全体の5%で1500トン

おおよそ輸入量は10万トンなので
日本国の自給率は まだ20% くらいでありそうです。

参考文献 農林水産統計 平成29年2月14日 公表

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokutei_sakumotu/attach/pdf/index-4.pdf

 

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